こんにちは!
今日は、##(ダブルシャープ)、♭♭(ダブルフラット)がついた場合の、
書き方と読み方を、ご紹介します。
音名のドイツ語読み(派生音の読み方)
ダブルシャープ(##)がついた場合
ダブルシャープ(##)がつくと、シャープ一つ(#)よりも、さらに半音上げられた音になります。
このとき、幹音の綴りの最後に、isis をつけます。
つまり、
Cisis, Disis, Eisis, Fisis, Gisis, Aisis, Hisis
となります。
例えば、左は、ソ(G)のダブルシャープです。
ソ#(Gis)からさらに半音上がるので、
ソ##(Gisis)はラの音と同じ音になります。
ダブルシャープ(##)は、
ドイツ語では、Doppelkreuz(ドッペルクロイツ)
というよ。
読み方は、
ツィシィス、ディシィス、エイシィス、フィシィス、ギシィス、アイシィス、ヒシィス
です。
ダブルシャープは、この✖️みたいな記号で
表されるの?
そう。
パソコンで、出せなかったんだけど、
上の楽譜のような記号だよ。
手書きの場合は、×と書いていいよ。
ダブルフラット(♭♭)がついた場合
ダブルシャープ(##)が、Doppelkreuz(ドッペルクロイツ)だから、
ダブルフラット(♭♭)は、ドイツ語で・・
Doppelbe(ドッペルベー) ?
正解!
ダブルフラット(♭♭)がつくと、フラット一つ(♭)よりも、さらに半音下げられた音になります。
このとき、幹音の綴りの最後に、eses をつけます。
つまり、
Ceses、Deses ,Eses ,Feses ,Geses ,Ases(Asas), Heses*
となります。
*幹音が母音である、EとAは、esesではなく、sesがつきます。
*Aのダブルフラットと、Hのダブルフラットについては、後ほど補足説明します。
読み方は、
ツェセス、デセス、エセス、フェセス、ゲセス、アセス(アサス)、ヘセス
です。
Aのダブルフラット(♭♭)について
Aのダブルフラット(♭♭)は、
Ases、Asas、二つの表し方があります。
ドイツ人が書いている楽典の記事を読んだところ、Asas のみが使われていました。
現在ドイツでは、一般的に、AsesよりもAsasが使われているようです。
Asasは、Aが半音下がって、As.
それから、さらに半音下がるから、
G(ソ)と同じ音になります。
Hのダブルフラット(♭♭)について
日本の楽典の書では、
Hのダブルフラットの表記について、
Heses(ヘセス)、BB(ベーベー)、Bes(ベス)
と、三つの表し方を示しています。
ですが、ドイツ語の記事を読む限り、Hesesのみが使われており、BBおよびBesの記載は見当たりません。
また、ドイツのWikipediaには、
Hのダブルシャープは、Hesesと記載されており、
同時に、Besではないよ、とも書かれています。https://de.wikipedia.org/wiki/Doppel-b
Hのダブルフラットは、Heses(ヘセス)、と覚えておけば間違い無いでしょう。
Hのフラット(♭)は、Bだったよね。
でも、ダブルフラットは、
H + eses で、Hesesってことか。
そうだね。
シのフラットは、B(ベー)っていうのは、割と定着しているから、
発音のノリで、Beses(ベセス)になっちゃう間違いも多いよ。
注意しよう!
音名のドイツ語読み、
本日は、##(ダブルシャープ)、♭♭(ダブルフラット)がついた場合についてご紹介しました。
それでは!
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