こんにちは!
今日は、前回作ったプッぺを削っていきます。
メイキングマシンを使って、ある程度の形まで削る方法と、
最初から仕上げまで手で削る方法があります。
本日は、まずメイキングマシンを使う場合について、
書きたいと思います。
メイキングマシンは、厚めにかけるのがお勧め
機械を使うなら、簡単だね!
すぐにリードが出来ちゃいそうだな♪
確かに、メイキングマシンは、とても便利で、時間の節約になりますが、
マシンだけでリードを仕上げられるわけではありません。
例えば、マシンがとても良い状態で、完璧に調整されており、
刃の状態も常にベストであり、
プッぺの材料の質、ガウジングの厚さ、バランス・・
マシン側と、リード側両方のさまざまな要素が、一定であるならば、
マシンにかけるだけで、リードを限りなく完成に近い状態にすることが
できると思います。
ですが、それは、かなりのリード上級者でなければ、
難しいでしょう。
研いだばかりの刃は、数本のリードを削っただけで、
既に最初とは違う状態になります。
削られるリードの材質の方も、
一本一本違います。
5本のプッぺを同じメイキングマシンにかけても、
5本とも同じように鳴る、ということは、ほぼありません。
マシンにかけただけで、ある程度なるリードを作ろうとすると、
モノによっては、薄くしすぎてしまうリスクがあります。
こういった理由から、
私は、メイキングマシンは厚めにかけて、
その後、手削りで仕上げていくことをお勧めします。
厚いリードを薄くすることは出来ても、
既に薄いリードを厚くすることはできないからね。
プッぺをメイキングマシンにかけるまでの手順
まず、プッぺの木の部分を、数分、水に浸けます。
長く浸けすぎないようにしましょう。
そして、プッぺの先端の約5mmほどを、
ナイフで削り、少し薄くします。
こうすることによって、
この後のカットがしやすく、
また材料を割ってしまう心配がなくなります。
*木の表皮を剥ぐと、刃が鈍りやすいので、
ナイフは、できれば使い分けた方が良いです。
私は、削る部分によって、3本のナイフを使い分けています。
次に、先端をカットします。
リードの仕上がりの全長は、
46mmチューブの場合、71mm
47mmチューブの場合、72mm
が、基本です。
それでは、メーキングマシンにかけていきます。
私が使用しているのは、長松のメイキングマシンです。
マシンの設定の仕方などについては、
別の記事で詳しく書きますので、
今日は、マシンをかける手順だけ、簡単にご紹介します。
プッぺを、マシンにしっかりとセットします。
マシンを、右から左に向かって動かし、削っていきます。
左手のハンドルを動かして、リードを少しずつ回転させながら、
削りカスが出なくなるまで、削ります。
片面が終わったら、リードをひっくり返して、
もう片面も削ります。
かけ終わりました!
この後、また手削りしないといけないんでしょ。
なんだか残念。
厚めと言っても、なんとか音が出るくらいまでには削るよ。
基本のホームを、がたつきなくキレイに作ってくれるから、
やっぱり、楽だよ。
普段作る本数によりますが、
本数が多いほど、マシンは必需品になってくると思います。
次回は、メイキングマシンを使わずに、
手削りでリードを作る場合の、削り方について、
書きたいと思います!
それでは・・