リード

丸材がリードになるまで 〜ホルツくん変身の道のり〜

こんにちは!

今日は、オーボエのリードができるまでの過程を、

ご紹介したいと思います。

最初の丸材から、割られ、削られ、焼を入れられ、巻かれ・・

ホルツくん(ドイツ語で、木のことをホルツと言います)が、

立派な一本のリードになるまでの道のりを、見ていきましょう!

丸材を割る

こちらが、一番最初の丸材です。

これを、薪を割るように、パコーンと、カッターで割ります。

上手くいけば、一本の丸材から、3つ取れます。

余分なところを切り取る

割られたホルツくんを、ちょうど良い長さに切ります。

サイドの余分な部分を削ぎます。

ガウジングマシンで薄くする

ガウジングマシンという機械を使って、ホルツくんを薄く削ります。

一番厚いところでも、0.6mmを切るくらいまで、薄くします。

この状態を、かまぼこ、といいます。

シェーパーで舟形にする

水に浸けたあと、

シェーパーという道具を使って、ホルツくんをきれいな形にします。

この状態を、舟形、といいます。

フォームを作りチューブに固定する

いよいよ、チューブに固定させる作業です。

マンドレルという道具と、針金を使って、

きれいな丸みのあるフォームを作りながら、チューブに固定させます。

フォームがしっかりとつくように、

最初にマンドレルを熱します。

ホルツくんは、ジュッと焼きを入れられながら、

リードらしい姿に変身していきます。

材料が乾き、フォームがしっかりつくまで、

最低1日は、このままで置きます。

糸を巻く

きれいなフォームが固まったところで、

もう一度サイドの閉まりなどを調整してから、

糸を巻きます。

先端をカットし、スクレープを作っていく

先端を少し薄くしてから、カットし、

スクレープの部分を削ります。

全て手削りで仕上げることもできますが、

私は、メーキングマシーンで厚めに削って、

その後、手削りで仕上げていきます。

木を、どのように加工して、リードを作っていくのか、

見ていただけましたか?

今回は、大まかな流れだけを、追っていきましたが、

各過程における、作り方の詳細なども、

記事にしていく予定です。

どうぞお楽しみに!

それでは・・

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