よくあるお悩み対処法

低音が出ない、裏返る場合の原因と解決方法

こんにちは!

ゆるり

どうしてだろう。

低い音になると、裏返っちゃって、

ちゃんと出ない・・

という場面、時々目にします。

特に、オーボエ初心者さんだと、

こういう時、どうしてなのか、どうすればいいのか、

分からなくて困るのではないでしょうか。

楽器は、出せる音域に限りがあります。

出せる音域の中の、中間音域に比べて、低音域や、高音域は、

出すのが難しい。技術が必要。

これは、きっとどの管楽器でもそうだと思います。

自分の吹き方の問題であれば、

練習して、演奏技術を磨くまでですが、

オーボエの場合は、吹き方以外のところに問題がある場合も多いです。

本日は、低音が出ない、又はひっくり返る、などする場合に、

考えられる主な原因と、解決方法をご紹介します。

リードの開きがぺたんこになっていないか

まず、原因として多いのが、

リードです。

初心者用の軽いリードは、楽に吹けるように、

薄めに、開きも少なめに作っているものが多いです。

このようなリードが、吹いていくうちに潰れてきて、

もともと少なかった開きが、さらに少なくなると、

息が通りにくくなり、低音が出にくくなります。

(もっと開きがぺたんこになると、いずれ、他の音域も出なくなります。)

少し、リードの開きを大きくしてみて、出やすくなるようでしたら、

リードの開きが原因でしょう。

また、開きだけでなく、

リードの振動がうまくいってない、ということも、

原因として考えられます。

リードの二枚舌がずれてしまっていると、振動しにくくなる為、

低音が出にくくなりがちです。

開きを調整したり、ズレを治す方法については、

こちらの記事で、詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。

リードの開きの調整法 ② 息の入らないリードの調整開きがぺたんこになって、息が入りづらいリードの調整方法を、ご紹介します。この記事では、針金を使った方法を、わかりやすく丁寧に書いています。...

指は正しくポジションを押さえているか

低音になる程、押さえるキーが増えていきますよね。

押さえるべきキーを、きちんと押さえているでしょうか?

左手の人差し指、中指、薬指は、キーの穴を塞いでいますか?

塞いでいるつもりで、少し開いていたりしないでしょうか。

右手の中指のキーも、小さい穴が空いています。

薬指のキーは、穴が大きいですので、完全に塞げているか気を付けましょう。

また、逆に、余計なキーを押していないか確認しましょう。

オーボエは、付属のキーが多く、手の角度などによって、

知らないうちに、どこかの付属のキーを押してしまっている場合も

たまに目にします。

赤マルのキーなど、気を付けましょう。

それから、青マルのキーは、低音ではないですが、

右手でキーを押さえていない時などに、

間違って押さえてしまっているのを、たまに見かけます。

気を付けましょう。

楽器の調整はできているか

低音は、塞ぐキーが多いので、

楽器の調整、バランスが整っていないと、うまく出なかったり、

鳴りがおかしかったりします。

こういったことにならないように、

出来れば定期的に、楽器を調整に出すことをお勧めします。

押さえるべきキーをきちんと押さえていても、

それに連結して降りるキーが、きちんと塞がらないと、音はなりません。

最低音の hと bは、ベル近くの大きい穴を塞ぎます。

一見ちゃんと塞がっているように見えても、

タンポが一部傷んでいたり、斜めになっていたりして、

微妙に塞げていない部分があったりします。

そうすると、必要以上に強くキーを押さえないと

音が鳴らない、などということになり、

か弱い左手の小指に、非常な負担をかけてしまうことになります。

浮いてしまっているキーがないか、

簡単なチェックであれば、誰でもできますので、

チェックの仕方について、近く、別記事も書きたいと思います。

チェックの仕方、記事にしました!

こちらです!

やってみよう、簡単なオーボエの調整チェック!鳴りがおかしいな、と思ったときに、自分で楽器の状態をチェックできると良いですよね。オーボエは複雑で、調整が難しい・・。ですが、調整が狂っていないかをチェックすることは、実は難しくはないのです。本日は、そのやり方をお伝えします。...

息圧は適切か

最後に、原因が、自分にある場合です。

低音と高音では、吹くときの心構えが全く違います。

高音は、息の的を絞って、スピードのある息で吹きます。

低音は、息のスピードはゆっくり、暖かい息のイメージです。

ですが、お腹をしっかりと支えて、十分な息圧がないといけませんので、

そこが、低音を鳴らすときに難しいところです。

吹き手のパワーと、リードが合っているかも大事です。

吹き手のパワーにリードが負けてしまっているようであれば、

もう少し重めだったり、ハリのあるリードを使った方が良いでしょう。

低音が出ない原因、わかりましたか?

リード、楽器を良い状態にして、

是非、充実した練習をいたしましょう!

それでは・・

『リード製作室YURURI』では、

充実した練習のお供となるリードを製作、販売しております。お客様のお好みをお伝えいただき、オーダーメイドでお作りしております。

是非一度、お試しくださいませ!

https://yururi-to-oboe.com/yururi-rohrbauen/

コメントを残す